正解図
※便宜上先後逆
正解は、△４二銀です。
解説
先手が詰めろを続けようと▲４二同飛寄成（引成も同じ）と飛で取ると、馬の利きが止まるため△９七金（図1）で詰みます。
正解図の△４二銀を▲同馬と取ると後手玉の詰めろが消えるので、△８九金（図2）と詰めろをかけて後手勝勢です。
問題図に戻り、△４二金の方が飛の両取りで良さそうに見えますが、以下▲４二同馬△８八銀の時に▲７二金（図3）で後手玉が詰んでしまいます。
図3からは△同玉▲６一飛成△同玉▲５二馬から追いかけるのが一例です。
この問題のポイントは、
- 彼我の速度を正しく見ているかどうか？
- 焦点に捨て駒をする手筋を知っているかどうか？
- 渡す駒によって自玉の詰みが生じることを読めるかどうか？
でした。
