悪手【あくしゅ】

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悪手【あくしゅ】

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読み方:あくしゅ
対義語:好手

悪手とは、形勢を損ねる悪い手のこと。
悪い手にも悪くなる度合いによって呼ばれ方が異なり、「緩手」「疑問手」「悪手」「敗着」が良く使われています。
「悪手」は、はっきりと不利になるような手を言うことが多いです。
例えば、「この手は、後に王手飛車を誘発したので悪手だった」という風に使います。
自分で指しておきながら自身を不利にしてしまうので、悪手が少ない人が強い人、とも言えますね。

悪手の例

図1は2八に居た飛車を2九に引いた局面。
平成末期から令和初期にかけて流行している形ですが、この場合は悪手でした。
その理由とは何でしょうか?

正解は4六に後手の歩がいるからです。
△4七歩成(図2)とされると、どう応じても先手が損をします。
△4七歩成に対して、
(1)▲同金は△3八角で飛と金の両取り。
(2)▲4九金なら駒損は避けられますが、無条件でと金を作られ、かつ手番が後手に戻ります。

-あ行