羽生善治王位(名人・王座・棋聖)に木村一基八段が挑戦している第55期王位戦七番勝負。
第4局は134手で羽生王位が勝ち、シリーズ成績を2勝1敗としました。
では、第4局を振り返りましょう。
先手の木村八段は、2手目△8四歩を見て、矢倉を採用しました。
9筋の突き合いが先手の工夫でしたが、後手の羽生王位は積極的にそこから突っかけました。
中盤で瞬間的に角桂交換の駒損になった羽生王位でしたが、と金を作り攻めを継続。
素人目には細い攻めに見えましたが、結果的には切れずに攻めがつながり、そのまま押し切りました。
第5局は現在進行中で、角換わり模様になりました。
羽生王位が勝つと、タイトル防衛に王手をかけられる一番。
木村八段としても、ここはぜひ返しておきたいところでしょう。
熱戦を期待します!
第55期王位戦七番勝負第5局
羽生善治(はぶ・よしはる)王位 対 木村一基(きむら・かずき)八段
2014年8月27・28日(水・木)
9:00~
<中の坊瑞苑>兵庫県神戸市北区有馬町808
立会:淡路仁茂(あわじ・ひとしげ)九段
副立会:藤原直哉(ふじわら・なおや)七段
記録係:大橋貴洸(おおはし・たかひろ)三段
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