渡辺王将に羽生三冠が挑戦している第63期王将戦七番勝負。
第6局は101手で羽生三冠が勝ちました。
3勝3敗となり、決着は第7局へ。
戦型は矢倉でした。
後手になった渡辺王将が、また振り飛車か?とも思われましたが、△5三銀右の急戦矢倉へ。
そして、第3局と先後逆を持った形になりました。
第3局の後手だった羽生三冠はバランスを取る形でしたが、渡辺王将は玉を固める形へ。
この辺りも、棋風がぶつかり合い、対比が面白いところです。
逆に先手を持った羽生三冠、第3局では入っていなかった1筋の突き合いを逆手に取り、先攻します。
先手の攻めが好調かと思った時に、後手から飛んできた△3九角。
第3局ではギリギリの攻めをつなぐ好手でしたが、第6局ではあまりよくなかったそうです。
最後は▲1三歩と、1筋の突き合いが入っている形を生かした決め手が出て、羽生三冠の勝ちとなりました。
第7局は改めての振り駒です。
どちらが先手になろうと、おそらくは相居飛車の激しい攻め合いになりそうです。
二冠堅持か、四冠誕生か、注目の一戦です。
第63期王将戦七番勝負第7局
渡辺明(わたなべ・あきら)王将 対 羽生善治(はぶ・よしはる)三冠
2014年3月26・27日(水・木)
9:00~
<今井荘>静岡県賀茂郡河津町三高127
立会:田丸昇(たまる・のぼる)九段
副立会:飯島栄治(いいじま・えいじ)七段
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第63期王将戦 七番勝負 第7局(初日)渡辺明王将 vs 羽生善治三冠