渡辺明竜王に、森内俊之名人が挑戦している第26期竜王戦七番勝負。
第4局は森内名人が勝ち、竜王奪取に王手をかけました。
戦型は、やはり矢倉になりました。
今までとは違い、急戦矢倉ではなく、持久戦調の将棋に。
そして、先手の渡辺竜王が定説に挑戦しました。
仕掛けが無理なので宮田新手が…と、定跡書に書かれているのに、その仕掛けを敢行したのです。
用意の手が出ると期待していましたが、先に手を変えたのは森内名人。
馬のラインをより際立たせる△7五歩を利かしたのが、とても評判が良かったようです。
感想戦では、仕掛けの辺りには触れられておらず、今後また出てくる可能性もあるのか興味深いところです。
また、ニコニコ生放送では新しい試みがあり、現地大盤解説会の中継と、現地棋士の電話による出演がありました。
いずれも、ニコニコ動画にアップされていますので、そちらでお楽しみください。
特に、谷川会長が電話出演した時の、羽生三冠ののけ反り具合は必見です。
ついにカド番に追い込まれてしまった渡辺竜王。
第21期で3連敗4連勝をやってのけているので、まだまだタイトルの行方は分かりませんね。
第26期竜王戦七番勝負第5局
渡辺明（わたなべ・あきら）竜王 対 森内俊之（もりうち・としゆき）名人
2013年11月28・29日（木・金）9:00～
＜宇奈月温泉 延楽＞富山県黒部市宇奈月温泉347-1
立会：淡路仁茂（あわじ・ひとしげ）九段
解説：阿部隆（あべ・たかし）八段
素敵なPVもできています。
第26期竜王戦 渡辺明竜王vs森内俊之名人 PV
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（タイムシフトには対応していません）
第26期竜王戦 七番勝負 第5局(初日)渡辺明竜王 vs 森内俊之名人
