渡辺王将に羽生三冠が挑戦している第63期王将戦七番勝負。
第4局は111手で羽生三冠が勝ちました。
これでシリーズ成績を、羽生三冠の2勝2敗としました。
戦型は後手の渡辺王将が飛車を振りました。
直前の王位戦でゴキゲン中飛車だったので、もしかして、の戦型でした。
対する羽生三冠は、超速▲3七銀戦法。
いまや、ゴキゲン中飛車対策と言えばコレ、というほど流行している戦法ですね。
感想戦によると、木村美濃を完成させた封じ手前の△6三銀があまりよくなかったらしく、先手に仕掛けを与えてしまったようです。
その後、後手の攻めに対して、受けの手を選んだため混戦となったのが、この将棋の流れのようです。
最後は、先手の7九の角が守り駒として働き、1手勝ちとなりました。
これでタイスコアに戻った今期王将戦。
戦型も多彩で、見ていて面白いシリーズとなりました。
第5局の戦型予想は難しいですね。
羽生三冠が後手なので、飛車を振る、ということもうっすら期待してみたい気がします。
第63期王将戦七番勝負第5局
渡辺明(わたなべ・あきら)王将 対 羽生善治(はぶ・よしはる)三冠
2014年2月27・28日(木・金)
9:00~
<元湯陣屋> 神奈川県秦野市鶴巻北2-8-24
立会:深浦康市(ふかうら・こういち)九段
副立会:阿久津主税(あくつ・ちから)八段
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第63期王将戦 七番勝負 第5局(初日)渡辺明王将 vs 羽生善治三冠