王位戦

第55期王位戦七番勝負第3局

羽生善治王位(名人・王座・棋聖)に木村一基八段が挑戦している第55期王位戦七番勝負。
第2局は162手で羽生王位が勝ち、シリーズ成績は1勝1敗のタイに戻しました。

では、第3局を振り返りましょう。

第55期王位戦七番勝負第2局-1

 
先手となった木村八段は、羽生王位の2手目△8四歩に対して、矢倉を志向。
▲3七銀戦法は攻めに重きを置いた指し方で、千駄ヶ谷の受け師と呼ばれる木村八段の棋風には合わないような気もしますが、「木村の矢倉」シリーズの著書もあるように、研究の深い形と思われます。

第55期王位戦七番勝負第2局-2

 
この▲6五歩は、「宮田新手」。
後手の△9五歩型を見ての指し方で、△8五歩型だと、すぐキズにされてしまいそうです。このあたりはまだまだ定跡の範囲です。

第55期王位戦七番勝負第2局-3

局面は77手目ですが、まだまだ前例ありとのこと。
私が知っている前例は、第62期NHK杯▲橋本崇載八段△宮田敦史六段戦です。
その将棋は、図から△8四角と逃げたので、先手が攻めを続けて勝ちました。
ところが、当時のNHKテキストによると、平成20年の棋王戦▲渡辺明竜王△阿部隆八段戦(肩書きは当時)で、85手目までは同一手順で進み、後手勝ちという前例があったそうです。

第55期王位戦七番勝負第2局-4

 
前例の▲渡辺△阿部戦でも、△3三玉と歩を払って後手が勝ちましたが、本局の△3三玉は疑問手とのこと。
△6五香を入れるのがまだしも、ということでしたが、それでも先手のほうがよさそうとのこと。
アマチュア的感覚で行くと、やはり攻めている先手のほうが勝ちやすい展開に見えます。

第55期王位戦七番勝負第2局-5

 
先手がリードした終盤戦。
この▲4一とが、金銀の連携を崩し自然な一着に見えましたが、なんとこれが悪手。
将棋は難しいですね。

以下、難しい終盤戦でしたが、羽生王位が寄せ切り、1勝を返しました。

今期の王位戦は、後手番が連勝しています。
この点で行くと、次局後手番の木村八段、となりますが、結果はいかに?
戦型予想は、続けて矢倉か、目先を変えて横歩取りと予想します。

第55期王位戦七番勝負第3局
羽生善治(はぶ・よしはる)王位 対 木村一基(きむら・かずき)八段
2014年8月5・6日(火・水)
9:00~
<京王プラザホテル札幌>北海道札幌市中央区北5条西7丁目2-1
立会:先崎学(せんざき・まなぶ)九段
副立会:野月浩貴(のづき・ひろたか)七段
大盤聞き手:久津知子(ひさつ・ともこ)女流初段

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