倉敷藤花戦

第22期倉敷藤花戦三番勝負第2・3局

甲斐智美倉敷藤花に山田久美女流四段が挑戦している第22期倉敷藤花戦三番勝負。
第1局は甲斐倉敷藤花が勝ちました。
タイトル防衛まで、あと1勝です。

では、第1局を振り返りましょう。

 第22期倉敷藤花戦三番勝負第1局-1

 
振り駒の結果、先手は甲斐倉敷藤花に。
3手目▲7五歩と得意の石田流を目指しました。
対する山田女流四段は、中飛車に。
しかし、玉がいつもと反対方向へ行っています。

 第22期倉敷藤花戦三番勝負第1局-2

 
△1二香で構想が明らかになりました。
山田女流四段は、最近出てきた「左穴熊」を採用。
タイトル戦では初登場と記憶しています。
(違ったらツッコミをお願いします)
玉の堅さを重視する戦型選択ですね。

 第22期倉敷藤花戦三番勝負第1局-3

 
手の難しい中盤戦。
「他に指す手が分からなかったので」と、甲斐倉敷藤花。
手を渡すという意味合いが強かった▲7四歩ですが、次の△5二飛と飛車に活を入れた手が味の良い一手で、ここから山田女流四段が形勢をリードしました。

 第22期倉敷藤花戦三番勝負第1局-4

 
後手優勢で進んでいる終盤戦。
△5六角は攻防に利いてこの一手のように見えますが、この手では△4二銀と引いたほうが良かったという感想が残っています。
この後の展開を考えると、確かにそうかもしれません。

 第22期倉敷藤花戦三番勝負第1局-5

図から数手前の△2八銀で「打ってからはダメですね」と、山田女流四段。
ところが、ソフトで研究してみると、図から△3四飛成~△4二金で後手優勢というもの。
かなり細い攻めなのですが、これがなんと続くのです。
一つ間違うと全然ダメになるので、ソフトならではの形勢判断と言えそうですね。
攻めの要である飛車を捨てて、守りの要である金を使って攻める、というセオリーとは逆を行く発想は、人間にはなかなかできるものではありませんね。

三番勝負なので、早くもカド番に追い込まれた山田女流四段。
内容的にはいいところもあったので、巻き返しが期待できますね。
戦型予想は、甲斐倉敷藤花のゴキゲン中飛車に、山田女流四段の超速▲3七銀としておきます。

第22期倉敷藤花戦三番勝負第2・3局
甲斐智美(かい・ともみ)倉敷藤花 対 山田久美(やまだ・くみ)女流四段
第2局 2014年11月22日(土)
第3局 2014年11月23日(日・祝)
10:00~
<倉敷市芸文館>岡山県倉敷市中央1-18-1
立会:清水市代(しみず・いちよ)女流六段
記録:伊藤明日香(いとう・あすか)女流初段

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