将棋日本シリーズ

JTプロ公式戦 一回戦第二局

6月27日(土)に宮城県で行われた、JTプロ公式戦一回戦第一局。
75手で三浦弘行九段の勝ちとなりました。

では、第一局を振り返りましょう。

2015JTプロ公式戦一回戦第一局-1

振り駒の結果、三浦九段の先手番となりました。
丸山九段といえば、先手は角換わりを目指し、後手は一手損角換わりを目指す、角換わりのスペシャリスト。
4手目に角交換をして、得意の一手損角換わりに持ち込みました。
三浦九段の対策はいかに。

 

2015JTプロ公式戦一回戦第一局-2

一手損角換わりといえば、後手は腰掛け銀にするのがよくある進行例です。
本局は丸山九段の早繰り銀。
後手で、手損をして、急戦を狙うのは相反しているようですが、結果的に先攻したのは後手でした。
先手の三浦九段は、それなら受けに回ってもいいという判断ということでしょう。

 

2015JTプロ公式戦一回戦第一局-3

角換わりは、急所のラインに角を先着できると、有利になりやすい戦型です。
この△4四角も、急所のラインに先着して味よく見えましたが、「短兵急でした」と、丸山九段。
代えて、△4四銀と桂馬の当たりからかわす手が検討され、コメントから読み取る限り、そちらのほうが良かったようです。

 

2015JTプロ公式戦一回戦第一局-4

 
角打ちから2手後の△8五歩と打った局面。
▲同歩と取らせて△7三桂の活用が狙いです。
ところが狙い通り桂を跳ねた局面を、ソフトは先手良しと判断しました。
その手順は三浦九段と同じもの。
△4四角と打ったのだから、△8七歩くらい激しくやったほうが良かったそうです。

 

2015JTプロ公式戦一回戦第一局-5

 
先手優勢の終盤戦。
先手は玉の近くを攻められて気持ち悪いところです。
ここで飛車を取って▲5一飛と打った手が、相手の攻めを上回る厳しい攻めとなりました。
2二の壁金がたたっています。
以下、いくばくもなく、丸山九段の投了となりました。

 
勝った三浦九段は、2回戦に北海道で糸谷哲郎竜王と対局になります。

勝者コメントと棋譜はこちらから。
「一回戦第一局 東北大会」勝者・三浦九段のコメントを掲載!

第二局は、行方八段と木村八段の登場です。
両者居飛車党で、戦型は矢倉か角換わりと予想します。
きっと、面白い終盤戦になることでしょう。

将棋日本シリーズ 北陸・信越大会 JTプロ公式戦 一回戦第二局
行方尚史(なめかたひさし) 八段 対 木村一基(きむらかずき) 八段
2015年7月11日(土)
14:35 開演予定
石川県産業展示館 3号館西面

解説:橋本崇載(はしもと・たかのり)八段
聞き手:甲斐智美(かい・ともみ)倉敷藤花
読み上げ:井道千尋(いどう・ちひろ)女流初段

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