羽生善治棋聖に森内俊之竜王が挑戦する、第85期棋聖戦五番勝負。
第2局も羽生棋聖が勝ち、シリーズ成績を2連勝としました。
では、第2局を振り返りましょう。
よくあるのは▲4六銀~▲3七桂。
△5三銀を早く上がることで、これをけん制しています。
不思議なのが、1999年に発売された森下九段の本によると、この局面で▲6五歩と突いて先手良しと書かれています。
その後の研究で、解決されたのでしょうか?
後手が優勢のまま突入した終盤戦。
森内竜王の受けに苦戦しながらがら、攻めを繰り出し続ける羽生棋聖。
この▲4六歩に対して、△同金と取ったのが敗着となりました。
ここは、金をおとりに入玉を目指せば良かったそうです。
難解な終盤戦で、このあたり、森内竜王は1分将棋。
羽生棋聖の試合巧者ぶりが際立ちました。
カド番に追い込まれた森内竜王。
次局は先手番で、まずは一つ返したいところ。
ここで終わる森内竜王ではありません。
巻き返しを期待しましょう。
第85期棋聖戦五番勝負第3局
羽生善治(はぶ・よしはる)棋聖 対 森内俊之(もりうち・としゆき)竜王
2014年7月5日(土)
9:00~
<沼津倶楽部>静岡県沼津市千本郷林1907
立会:石田和雄(いしだ・かずお)九段
副立会:木村一基(きむら・かずき)八段
記録係:吉田正和(よしだ・まさかず)五段
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第85期棋聖戦 五番勝負第3局 羽生善治棋聖 vs 森内俊之竜王