静岡市が、徳川家康公を顕彰するために、A級順位戦最終戦を「将棋名人戦第0局」と銘打ち開催することとなりました。
「将棋界の一番長い日」としても有名なA級順位戦最終局。
今年の状況をまとめてみました。
2月5日(水)にA級順位戦8回戦が行われました。
8回戦終了時の星は下記の通り。
羽生三冠(7勝1敗)
渡辺二冠(5勝3敗)
深浦九段(5勝3敗)
行方八段(5勝3敗)
佐藤九段(4勝4敗)
久保九段(4勝4敗)
三浦九段(3勝5敗)
郷田九段(3勝5敗)
屋敷九段(3勝5敗)
谷川九段(1勝7敗)
挑戦者争いは、2敗者がいなくなったため、羽生三冠の名人挑戦が決定しました。
3期連続の名人戦挑戦は史上初。
そして、森内・羽生戦の名人戦は9回目で、大山・升田戦と並び、1位タイの記録です。
羽生三冠は、第70期は9戦全勝、71期は8勝1敗、今期はここまで7勝1敗と、A級でこの数字。
勝率にすると、9割2分を超えます。
驚異的ですね。
降級争いは、すでに谷川九段の降級が決定しております。
もう一枠を、危ない順から、屋敷九段・郷田九段・三浦九段・久保九段が争うことになります。
久保九段に4勝5敗でも降級の目が残っていて、順位戦の厳しさを実感しますね。
A級順位戦最終局は3月7日です。
静岡での現地イベントもあるので、チェックしてみてください。
第72期将棋名人戦第0局~徳川家康公顕彰四百年記念事業~
2014年3月7日(金)
9:00~ 対局開始
現地イベントの詳細はこちら
第72期A級順位戦最終局(静岡対局) イベント募集のお知らせ