王将戦

郷田真隆王将が王将を防衛!

郷田真隆王将に羽生善治名人が挑戦していた第65期王将戦七番勝負。
第6局は102手で郷田王将の勝ちとなりました。
シリーズ成績を4勝2敗とし、王将を防衛しました。

では、第6局を振り返りましょう。

第65期王将戦七番勝負第6局-1

 
第6局は羽生名人の先手番です。
郷田王将の2手目△8四歩に対して矢倉を目指しました。
最近は飛車先を伸ばす指し方が増えています。
図の▲6八玉の一手前では▲4六角と指された実戦例があります。

 

第65期王将戦七番勝負第6局-2

先手は早囲いから棒銀で攻勢に出ました。
対して、後手も棒銀に出て、盤面左で激しく戦ったところです。
ここで▲6三銀と打ったのが羽生名人の工夫でした。
飛車取りの先手で桂馬を取りましたが、持ち駒の銀を手放すので損得は微妙。
代わりに▲7四歩では△6五桂という捨駒があって、後手が指しやすくなります。

 

第65期王将戦七番勝負第6局-3

局面は郷田王将が64分の長考で8一にいた飛車を6一へ回ったところです。
この一手により先手の角銀が不自由になり、質駒も作った好手でした。
仮に▲5二銀と打たれても△6四飛と切ってしまえば損が少なくて済みます。
ここから羽生名人は▲2四歩と2筋の駒を使って攻めに出ます。

 

第65期王将戦七番勝負第6局-4

先手の羽生名人が玉頭から攻め始め、 だいぶ矢倉が崩れてきました。
ここからどう金銀をはがすか?が テーマですが、本譜は▲3五歩~▲5七桂と銀を追いかけました。
▲5七桂には50分使われており、もしかしたら予定変更だったのかもしれません。
アマチュア的には図でシンプルに▲3五桂と金銀をはがすのが良いと思います。

 

第65期王将戦七番勝負第6局-5

3四にいた後手の銀が追われて3六まで逃げてきました。その銀を生かして△2七銀打と飛車を押さえ込んだのが攻防手。
こうなってしまうと先手の攻めが切れ模様です。
やむを得ず▲2七同飛~▲5二銀と攻めを続けますが、前述の通り△6四飛と質駒を取られて効果は薄いです。

 
以下、追いすがる羽生名人の攻めを冷静に受け止め、 郷田王将の勝ちとなりました。

郷田王将はこの防衛でタイトル獲得数を6としました。
意外にもタイトル防衛は初とのこと。ご本人もきっと喜ばれていることでしょう。

郷田真隆王将、タイトル防衛おめでとうございます!

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