加藤桃子女流王座に、里見香奈女王・女流名人が挑戦している第3期女流王座戦五番勝負。
第3局は里見女王・女流名人が勝ち、タイトル奪取に王手をかけました。
戦型は、後手の加藤女流王座が4手目に角交換をして、一手損角換わりを選択しました。
対する里見女王・女流名人は、棒銀を選択しました。
お互いに自陣に角を打つ展開からまた駒台に載せることになる目まぐるしい戦況でしたが、落ち着いた時には駒の働きの差で後手の加藤女流王座がやや指せるとのことに。
局後、加藤女流王座の「焦りました」と、いうコメントがあるように、ここから、里見二冠の崩れない指し方が光りました。
途中、明快な決め手があったようですが、それを逃したことで、先手に形勢の針が傾き、そのまま押し切りました。
これで、加藤女流王座はカド番です。
負けた2局とも優勢の局面があっただけに、ここで終わるとは思えません。
ぜひ、第5局まで、と思うのは将棋ファンだけでしょうか?
第3期女流王座戦五番勝負第4局
加藤桃子(かとう・ももこ)女流王座 対 里見香奈(さとみ・かな)女流二冠
2013年12月13日(金) 10:00~
<関西将棋会館>大阪府大阪市福島区福島6-3-11
立会:井上慶太(いのうえ・けいた)九段
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