9月2日（火）に行われた、挑戦者決定三番勝負第2局。
117手にて羽生名人が勝ちました。
これによって1勝1敗とし、決着は最終局へ持ち越されました。
戦型は、後手の糸谷六段が一手損角換わりに誘導しました。
対する先手の羽生名人は、棒銀へ。
後手の陣形は右玉ですが、金が7二にいます。
これは先手の居飛車穴熊を警戒した指し方です。
右玉は受け重視の構えだと思っていましたが、本局の糸谷六段は攻めまくりました。
それを受ける羽生名人の、駒をうまく組み替えていく手順が印象的でした。
最後は、控室の棋士にも気が付きにくい、それでいて簡明な寄せを決めて勝ちました。
さすが羽生さん、と言いたくなります。
第3局は、9月6日（月）です。
初挑戦か、永世竜王をかけた挑戦か。
注目の一番です。
第27期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局
羽生善治（はぶ・よしはる）名人 対 糸谷哲郎（いとだに・てつろう）六段
2014年9月6日（月）
10:00～
東京将棋会館
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