里見香奈女王に加藤桃子奨励会1級が挑戦している第7期マイナビ女子オープン五番勝負。
第3局は加藤奨励会1級が勝ち、シリーズ成績を1勝1敗としました。
居飛車を明示した先手の加藤奨励会1級に対して、里見女王が4手目△8四歩と横歩取りを指向しました。
それに対して、▲6六歩と角道を止めたのが、珍しい一手。
勝利者インタビューで「予想はしていたけれど、いざ突かれると、気が変わってしまった」と、おっしゃっていました。
実戦ならではの微妙な心理ですね。
将棋は相矢倉の棒銀対三手角という、これもまた珍しい構図。
細かい折衝の中、△2八角▲7一角と、お互いに打ち合った角の働きに差があり、ここから形勢がついていったようです。
粘りに粘った里見女王でしたが、第2局のように逆転までには至りませんでした。
カド番に追い込まれた里見女王。
ファンとしては、ぜひフルセットまで見たいです。
戦型は里見女王の振り飛車、と予想します。
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第7期マイナビ女子オープン五番勝負第3局勝利者インタビュー
第7期マイナビ女子オープン五番勝負第4局
里見香奈(さとみ・かな)女王 対 加藤桃子(かとう・ももこ)奨励会1級
2014年5月8日(木)
9:00~
<関西将棋会館>大阪府大阪市福島区福島6-3-11
立会:久保利明(くぼ・としあき)九段
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