マイナビ女子オープン

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第2局

加藤桃子女王に上田初美女流三段が挑戦する第8期マイナビ女子オープン五番勝負。
第1局は107手で加藤女王が勝ちました。

では、第1局を振り返りましょう。

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-1

振り駒の結果、先手番は加藤女王になりました。
初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩に、上田女流三段の4手目は△8四歩。
横歩取りを目指しました。
加藤女王も局後のインタビューで、「1局目に来るとは思っていなかった」という旨のことをおっしゃっています。
ここまで、第85期棋聖戦五番勝負第3局▲森内△羽生戦と同一局面です。

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-2

 
手持ちの角を手放し、歩損を取り返した上田女流三段。
△2四角が働けば、後手優勢の目が出てきます。
対する加藤女王は、▲2六歩。
合わせの歩の手筋で、1手で▲1六飛と移動させ、浮き飛車で5筋からの攻めに備えます。

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-3

前の図で浮いた▲1六飛を押し返され、変調かと思われましたが、後手の香車の裏側から馬を作ることに成功しました。
ただ、△4二金上~△8一飛と馬を責めて、後手が良かったそうです。
上田女流三段は、それも分かっていたそうですが、△5五歩を選び、中央志向です。
窮屈な飛車を使うべく、加藤女王は▲2六歩。
大駒を遊ばせていては、将棋は勝てませんね。

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-4

 
図の一手前、△4二玉と寄った手で、△3五歩~△4四香で先手の飛車が捕まっています。
素人目にはこれで良さそうに見えますが、じっと玉を寄ったのが上田女流三段の選択でした。
次こそ、上記の筋で飛車が危ないので、本局3回目の▲2六歩で助けに行きます。

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第1局-5

 
難解な終盤戦が続いている中、△8八歩~△8九歩成とした上田女流三段。
歩を打ったら、成る。
3手1組の手順のように見えて、△8九歩成では△7六歩のほうが良かったの言うのですから、つくづく将棋は難しいと感じます。
ソフトの評価値も、この辺りでようやく先手に振れ始めました。
この後、▲2一馬と▲3六飛の2枚が存分に働き、後手玉をとらえています。

全体的には後手持ちの局面や手段が多い印象のあった1局だったので、これを勝ち切った加藤女王には大きな1勝だと思います。
いきなり横歩取りと意欲的な作戦選択を見せた上田女流三段が、次局に何を持ってくるか全くわかりません。
戦型から注目ですね。

第1局の勝利者インタビュー

第8期マイナビ女子オープン五番勝負第2局
加藤桃子(かとうももこ)女王 対 上田初美(うえだはつみ)女流三段
2015年4月18日(土)
10:00~
<高尾山 石雲院>静岡県牧之原市坂口1251

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