今年の夏は暑かったので玄米が1日で発芽し、玄米リジュベラックもたくさん楽しむことができました。
しかし、寒くなってくると発芽までの時間がかかるのが悩み。
浸水する玄米の数を増やしてみたものの、手間とスペースを取るばかり。肝心のリジュベラックまでたどり着けないまま炊いてしまうことも多かったです。
そんな、骨折り損のくたびれ儲けを打開するべく、あれこれやってみたことをまとめてみました。
なぜ玄米を食べるの?
様々な健康効果を得られるからです。
例えば、2015年に出たメタ分析によると、食物繊維の摂取量が1日10g増えるごとに死亡率が11%下がるとのこと。
食物繊維1日10gは、1日3食茶碗1杯の白米を発芽玄米に替えると達成できる数字です。
(文部科学省の食品成分データベースに掲載されている日本食品標準成分表2015年版《七訂》の数値と、1膳を150gとして計算)
発芽させる理由は?
リジュベラックとは発芽した穀物の発酵水のこと。つまり、材料となる発芽した穀物を得るために玄米を発芽させるわけですね。
また、玄米は発芽させることでGABAの成分量が増えることが知られています。
人体に悪影響があるとされているフィチン酸やアブシジン酸も、発芽させることで無害化できるらしいです。(これについては議論の余地があるようです)
玄米の発芽に必要なものは?
3つあります。
- 水
- 熱
- 酸素
これらを好条件で揃えることができれば、早い発芽が望めます。
買い揃えたものは?
発芽には30℃くらいの温度が必要です。それを維持するためにヨーグルトメーカーを買ってみました。
とりあえず、手頃なお値段の物をポチっと。
また、中の容器を買い足しました。サイズはLがピッタリ。
手順は?
私がやっている手順は次の通り。
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1玄米を洗う
ザルとボウルを使って、お米を洗います。
洗い方にも、「こするように」とか「すくうように」とか流派があるようですが、私は表面のごみが取れればOKとしています。
最初にお米に触れる水は「出会い水」といって、約6割ほどを吸収するそう。また、リジュベラックは乳酸菌などの働きによってできるものなので、カルキ抜きは必須。
それらを踏まえて、自作浄水器を通した水で洗っています。
お米の分量は、私が買ったヨーグルトメーカーでは4合(720g)がギリギリ。水分を含むとその分膨らんで体積が増えるので、3合ずつ発芽させています。
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2ヨーグルトメーカーにセットする
洗ったお米と水を容器に入れて、ヨーグルトメーカーにセットします。
温度設定は30℃、時間は12時間にしています。
Web上では6時間で発芽するという記述も見受けられます。ただ、見た目では分かりにくいので、12時間を選びました。
注意点は、密閉しないこと。
発芽に酸素が必要なので、容器のふたとヨーグルトメーカーのふたは空気の通り道をつくるようにしています。
それによって温度が下がるかもしれないと温度計で計ってみたところ、私の環境では特に影響はありませんでした。
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3発芽したら、水を入れ替える
発芽したら、リジュベラックを作る手順に移ります。
と、いっても、やることは変わりません。発芽した玄米を水に漬けて、熱と酸素を供給します。
うちは水にファインバブルを含ませることができるので、酸素の供給という意味でもここで水を入れ替えてます。
ヨーグルトメーカーは次の発芽に使うため、ここからはお米の中心温度が約30℃になるように水温を調整し、発泡スチロールで保温します。
リジュベラックを作るのに適している温度は、調べてみてもよく分かりませんでした。
ダイソーに売っている300円商品がちょうど良いサイズ。
Webにはカイロを入れる方法が紹介されていたので、とりあえず熱湯を入れたカップをすき間に入れています。
表面にブクブクと泡が出てきたら、発酵が進んでいる証拠です。
口に含んでみて、美味しいと感じられれば完成と言って良いでしょう。
まとめ
うちの場合、ヨーグルトメーカーとファインバブル入り浄水を使って、冬でも発芽の速度を保つことができました。
リジュベラックを飲むと幸せな気分になれるので、毎日楽しめて嬉しいです。
リジュベラックについての参考文献はこちら