缶コーヒーの表示に、「コーヒー」とか、「コーヒー飲料」とか、「コーヒー入り清涼飲料」とあり、何が違うのかを調べてみました。
どんなルールで決められているの?
コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則(PDFファイル)で決められています。
どんな違いがあるの?
規則を読むと、「内容量100グラム中にコーヒー生豆換算で〇グラム以上のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むものをいう。」とあります。
生豆換算でどのくらい使っているかによって表記が変わります。
- 「コーヒー」は、5.0g以上
- 「コーヒー飲料」は、2.5g以上、5.0g未満
- 「コーヒー入り清涼飲料」は、1.0g以上、2.5g未満
家で淹れたコーヒーの豆の重さを量ってみた
普段、コーヒー豆は量ることなく目分量です。今回はいつもこれくらいという量を出して、それを量ってみました。
豆の重さは約35g。
これを350mlのコーヒープレスで抽出したのが上の写真です。
1ml=1gと換算すると、このマグカップには100gあたり10gの豆を使っているので、「コーヒー」に該当します。
この半分くらいの濃さで「コーヒー」と表示できるんですね。
まとめ
違いは100g中にどのくらいのコーヒー豆を使っているか、でした。
食品表示の方法も調べてみると面白いですね。